X

実装を一旦止めてAIとシステムの基本方針を話し合った

AI活用・自律議論

先へ進む前に立ち止まった理由

前回までの作業で、
これから進めていく予定の「タスク1」から「タスク3」までの候補が画面に並んでいました。
そのまま順番に実装をお願いしていけば、
形の上ではどんどん作業が進んでいく状態だったと思います。

ただ、画面を眺めながら、
「このまま勢いで作ってしまって本当に大丈夫だろうか」という引っかかりがありました。
自動化やブログの定期更新など、やりたいことはいろいろあるのですが、
今の自分はそもそも土台となる知識が足りていません。

知らないことが多いまま作業だけを進めてしまうと、
実はもっと良いやり方があったのに気づけなかったり、
後から大きなリスクや手戻りにぶつかったりするのではないかという不安がありました。

そこでこの日は、具体的なコードを書いたり機能を動かしたりするのを一旦止めて、
まずはシステムの根幹になる部分をどう作るか、
AIとしっかり話し合う時間を取ることにしました。

これまで感じてきた不安とAIのクセ

話し合いを始めるにあたって、
自分が今一番気になっていることをそのまま言葉にして伝えてみました。

知らない選択肢にどう気づくか

独学で手探りしていると、
「何が分からないのかすら分からない」という場面によく出くわします。
自分が思いついた方法をそのままAIに指示してしまうと、
本当はもっと安全で簡単な方法があるのに、
遠回りなやり方で突き進んでしまうことがありました。

そのため、言われた作業をただこなすだけではなく、
自分の知識が足りない部分を補うような提案をしてほしいこと、
そして自分自身もやり取りを通じて仕組みを勉強していきたいことを伝えました。

手順を飛ばしてしまう問題への悩み

もう一つ、これまでAIとやり取りする中で強く感じていたのが、
AI特有の「手抜き」や「手順のスキップ」です。

少し複雑なお願いをすると、
AIはどうしても「とりあえずエラーが出ずに動けばいい」という方向へ逃げることがあります。
具体的には、以下のような場面に何度も悩まされてきました。

・面倒な確認手順を勝手に省略してしまう
・最低限の形だけ作って、本当にやりたかった細かい要件をスルーする
・前の会話で決めたはずのルールを、次の作業では忘れたように飛ばす

人間が相手なら「そこは手を抜かないでね」と空気を読んでもらえますが、
AIの場合は、仕組みとして逃げ道を塞いでおかないと同じことが繰り返されます。
完全になくすのは難しいとしても、
こうしたサボり癖をどうやって可能な限り減らしていくかが、
今回の土台作りで一番考えたいポイントでした。

会話ログをすべて残している理由

また、今回の環境では、
自分とメインのAIがやり取りした内容をすべてデータベースに保存する仕組みにしています。
これも単なるバックアップではなく、
後から見返して「どんな指示でつまずいたか」を確認したり、
ゆくゆくは日々のやり取りをもとに作業の自動化や記録の作成に役立てたりするためです。

こうした背景も含めて、
「今は実装を急ぐ時期ではなく、土台を固める時期にしたい」という思いをぶつけました。

すり合わせで整理できた5つの柱

こちらのまとまらない話を一通り伝えたところ、
AI側から今後の進め方について、大きく分けて以下の3つの方向性で整理が返ってきました。

・実装を急がず設計と対話を優先すること:目先のタスクを進める前に、
まずはシステム全体の構成や安全性をじっくり話し合う段階にする
・手抜きや手順飛ばしを防ぐ仕組み作り:曖昧なまま作業に進まず、
事前のチェック機能や段階的な合意を取り入れて妥協を防ぐ
・蓄積した会話データの活用:データベースに保存している日々の対話を、
将来の自動化や改善のための資産として扱う

言葉にして書き出してもらったことで、
自分がモヤモヤと抱えていた「このまま進めていいのか」という焦りがすっと落ち着きました。

また、専門用語をただ並べるのではなく、
こちらが理解できるように噛み砕いて説明しながら、
より安全で効率的な選択肢をその都度提案していくという方針も確認できました。

今日の学びと気づき

何かを作ろうとすると、
つい目に見える機能を早く動かしたくなって気持ちが焦ってしまいます。
特にAIを使っていると、指示さえ出せばすぐにコードが出てくるので、
自分が理解できていなくても前に進んでいるような錯覚に陥りがちです。

しかし、土台がぐらついたまま作業を重ねても、
結局はどこかでAIが手順を飛ばしたり、
自分でも中身の分からないものが出来上がってしまったりします。

今回のように「今はまだ作らない」「まずは前提やルールを話し合う」と最初に線を引いたことで、
AIの受け答えも、ただ作業を急ぐモードから一緒に設計を考えるモードへ切り替わったように感じました。
遠回りに見えても、最初にこうした認識のすり合わせを丁寧に行うことが、
結果的には一番確実な一歩になるのだと実感した一日でした。

関連記事